法治国家である日本ですが、この法律は誰がどのようにして出来るのかを知っているでしょうか。法律を作ることが出来るのが国会であり、唯一の立法機関となっています。しかし、国会で簡単に出来る訳ではなく、まず法案が国会に提出されることが必要になります。大事なことは、法案は誰もが提出出来るのでないと言うことで、国会議員が提出する場合と内閣府が提出する場合があります。民間人には提出する権限がありませんので、国会議員を通して法案を作ってもらうことになります。法案は提出されたからと言って簡単に通るものではなく、多くの時間の論議を行い、専門家からのアドバイスなども受けることになります。法律の難しい所は、時代によって変わる状況から内容を変更しなければならなくなることで、新しい法案を作るだけではないと言うことです。例えば、高速道路の速度制限も法律によって作られいる訳で、100キロが最高速度とされて来たものを120キロまでに変更すると言った場合などが国会で論議され、衆議院や参議院で可決されることで、施行されることになります。